Seasar Conference 2008 Spring 見ました。

頭いたいんで第一印象だけ書きます。

昨秋はよくわからないままとりあえず行ってみたのですが、今回は用事があったのと、そもそも申し込みを忘れていた(!)のとで、行けませんでした。(それに輪をかけて、未だひどい頭痛、orz)
それでも内容を見ることが出来たのは、ひとえにustream.tvでストリーミングしてくださったおかげです。音量や安定性などときどき途切れることがありましたが、内容をつかむことができました。まだ見てない方はustで見られると思います。

私がリアルタイムで見られたのはTeedaの最後の質疑のところから飛ばし飛ばしです。

DBFlute

あんまり見られなかったのですが、プレゼンの中で、デバッグ工数見積が難しいという話が印象に残りました。

Uruma

とりあえず、Uruma++ですね。私は入社してすぐにVBとかOPO(知ってる人はマニア)をやらされた世代なので、逆にリッチアプリをJAVAで書くってなんかうれしい気がします。
課題はやっぱりRCPの配布とか、クラサバのチューニング、JAVAなので耐タンパ性あたりでしょうか。
でも個人向けアプリケーションなどの特定分野では、役立ちそうです。

SAStruts

出羽さんのプレゼンです。
McClanahanをブンなぐらないところより、McClanahanって名前覚えづらいの方が心なしかウケてました(笑)。
でも全体に、ドキュメント見ただけだと伝わりにくい、プロダクトの立ち位置、SAStrutsで誰にとって何がうれしいのか、などが聴き手に十分伝わったのではないかと思います。twitter等でもちらほらそんな意見が出てました。
ライブコーディングもよかったですね。

Slim

正直、内容はなんとなく予感していました。というか数撃った結果当たった感じです。

ooharak S2Struts, Teeda, SAStruts そしていろんなプロダクト、といった現状の背景がおぼろげに判ってきたかもしれない。 ... 11:52 PM May 23, 2008 from web

ooharak Another EJBだったらたぶん泣く 02:36 PM May 23, 2008 from web
twitter.com

記述量の問題か、知識量の問題か
[中略]フレームワークが薄ければ、覚えることが少なくなるのは確か。もし、フレームワークが手厚いケアをすることによって、アプリの記述量がlessになっているとすると、そのフレームワークやその背景知識はmore必要そう。
DRY原則などで、二度同じことを書かない、ということは、裏を返せば、一度は書く必要がある、という意味。書く必要があるものは、書く必要がある。(トートロジー) では、その書く必要があるものとはなんなのか
どんな視点でのless is moreか 〜 ooharakの日記 2008-04-07

もっともサプライズだったのは、Springの話。(今回資料DLはないそうなので、知りたい方はustをどうぞ)

また、技術的な興味としては、結合の度合い(コンポーネント間をどのくらい疎結合にするのか、しないのか)について。現状、S2DAO→S2Container, Acegi Security→Springみたいな依存関係が存在しそうですが、プレゼンされてたような構想だと、お互いの結合がかなり疎にならないといけなさそうで、かつそのためにはSlim Coreがすごいことになるのではないか。(難しくてよくわからないけど)

あと、英語の件とか、既存のS2との併存で、開発者がついていけるかという問題もあるけど、ある程度割り切りがあるのでしょう。

まとめ

現場の雰囲気とかつかめなかったのですが、ustであることにより比較的冷静(?)に眺めることができるという、思わぬ副作用もありました。あと、同時開催されていた1000speakersも時々流し見たのは秘密。頭痛なのに何やってんだろう。。