中学生ラジオ

AM/FM 2-band straight radio
中学校時代の技術科で、ラジオを作らされた。今回、それ以来の本格的なはんだ付けの練習にと、いまどきの中学の教材になっているらしき、簡単なFM/AMラジオキットを作ってみた。

まず苦労したのは、はんだ付け。昔も下手だったけど、すっかり忘れているのでさらにひどいことになった。ダマになったり芋になったり。
今回初めて吸い取り線てのを使った。毛細管現象ではんだ吸い取るんだけど、こいつが大活躍した。だいぶ先が思いやられるかと思ったが、慣れてくると次第に上手くなる・・かと思われたがそうでもなかった。
温度もそうだけど、はんだの質が関係していそう。キットに付属していた糸はんだは、やに入りだと思うのに、やにが出てきている感じがしない。試しに引き出しの奥から、昔BSアンテナ直したときに買ったはんだを出して使ってみたら、ぜんぜん快調にできた。

あと、はんだ付けるときの蒸気?吸って内臓が痛くなるこの感じw、ひさしぶりに感じた。

つぎに困ったことが、有名な抵抗のカラーコードである。抵抗器にはその抵抗値にあわせた色の帯が印刷されている。色弱の人間にとって、これを読みこなせというのはキビシイ。よって、テスターを引っ張りだして、あたりをつけた抵抗値で正しいかどうか必ず確認することにした。すると、緑青橙金=56kΩの抵抗とあり、教材なのでご丁寧に56kΩと明記されているのに、実際にテスタではかると5.6k。
よくあるのが、テスタのスケールを読み間違えるというものだが、黄紫橙金=47kΩは正しい目盛りを示す。カラーコードが間違えているなんてこと、あるのだろうか。

ともあれ、なんとか動くところまでこぎつけた。
結局のところ、完成させるのに、のべ2日、4〜5時間くらいかかった。これ今時の中学教材らしいんだけど、昔より簡単になってる気がする。ラジオIC(実装済み)使ってるし。あと昔はステレオだった。
また、バーアンテナがカンタンになった。昔は細〜い線をはんだ付けした記憶があるし、こないだブレッドボードでゲルマラジオ作ったときも、バーアンテナだけは、線をほかの部品から切ったリード線にいったんはんだしてからブレッドボードに挿したりと苦労したのに、ピンヘッダ?みたいな部品に線があらかじめ取り付けられていて、それを基板にあいた穴に差し込んで、ピンをはんだするだけだった。
総じていうと、昔より超カンタンになった気がするのだけど、気のせいだろうか。